

最近読書した中で、極めて重要だと思ったのが、「巨大企業や大富豪の税金逃れ問題」です。
大企業などの稼ぎ頭が税金逃れすれば、政府が貧乏になり、その結果、そのツケは、消費増税のような形で私たち国民が払わされます。
読書としては、「税金を払わない巨大企業」富岡幸雄氏(国税庁の国税実査官・中央大学名誉教授)、「税金逃れの衝撃」(公認会計士・税理士)、「税金を払わない奴ら」大村大次郎氏(元国税調査官)などなど。
読んでいくと確かに、税金逃れをするための国際巨大企業の裏ワザや衝撃的な事実が浮き上がってきます。
例えば、以下、前掲書の抜粋・要約です。
・2013年のソフトバンクの税引き前純利益が788億円であるのに対し、納税額がたったの500万円だった。
・みずほファイナンシャル・グループ(銀行)は、税引き前利益が5期で約1、2兆円もありながら、法人税等の納税額が、たったの2,2億円だった。(サラリーマンの平均年収を400万円とすると、換算すれば、わずか737円の納税と同じ比率)
・企業間での受取配当金は無税になっているので、お互いに株式を持ち合っている企業構造にある日本では、無税で莫大な配当金が、毎年企業に溜め込まれている。
・アマゾン・ジャパンも日本で法人税を払っていない。
・大企業や富裕層もタックス・ヘイブンを悪用して様々な手を使って巨額税逃れをしている。

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つづく