今日は、衆議院財務金融委員会で、那覇空港の第2滑走路建設問題と特別会計の空港整備勘定をテーマにして質問しました。
今年2/8に沖縄北方問題特別委員長として沖縄を訪問。玉城デニー知事との会談の他に、建設中の那覇空港第2滑走路等も視察。案内をしてくれた現地関係者の方々には大変お世話になりました。
ただ引っかかったのは、現在、第1滑走路だけで年間発着回数が16.6万回なのに、立派な第2滑走路が来年できても18.5万回(安定運営回数)と、回数が11%しか増えないという点。
第2滑走路ができたら、2倍とは言わないまでも11%増のみというのはひどいよなあと感じた次第です。
(調べてみたら、これは国会でも数年前からの課題でした!)
質問への答弁は、「只今検討中」の一点張り。「もう少し他の答え方があるだろう!」とつい言ってしまいました。
次は、特別会計の空港整備勘定の問題。
内閣官房が昨年秋に同勘定に対する行政評価をやって、「一般会計からは出来るだけ特別会計には出費するな!」と指摘していたにもかかわらず、一般会計の出費が去年から今年にかけて100億円も増えていた点を問題視!
しかもこの勘定は、毎年度、純粋な剰余金が300~400億円積み上げられ、次の年の予算に繰り入れられている特別な勘定なのです。
一般会計から出費する必要はありません。
しかもこの100億円は、国債という借金なのです。(自民党による今年の参議院選挙対策費と陰で言われている総額7兆円にも上る「防災・国土強靭化対策費の一部分です)
一般会計は約100兆円、特別会計はその2倍の約200兆円。
特別会計の実態は、官僚により複雑怪奇な不明瞭な仕組みとなっいます。
特別会計の剰余金の一部分を不足気味の一般会計に繰り入れる懸命な努力が、まさに財務省に求められているのです!