昨日は、小平市総合防災訓練に参加しました。
千葉県の台風被害で未だ生活困難が続いておられる被災者の方々に心を痛めるとともに、自治体での防災強化の必要性を改めて痛感しました。
小川町で開かれた今回の防災訓練には、様々なブースも出て、充実した災害対応の知恵が示されました。
今回は、その中の4つだけご紹介します。
①消火栓を使った臨時水道蛇口の設置。
下記写真の2枚。
これなら、消火栓ごとに水道を使えます。
②ドローン
災害調査、救助の発信や連絡、荷物の輸送等に使えます。
ただ、ブースの会社の説明では、バッテリーの関係で2分~30分程度しか使用できないことが課題のようでした。
写真を撮り忘れたため、写真はネットから拝借したもの。
③避難所での間仕切り
東北大震災直後、私が手を上げて宮城県の現地緊急対策本部長(内閣府副大臣兼務)として赴任しました。
未曾有のことでもあり、当初、避難所では雑魚寝となり、間仕切りもなくほとんどプライバシーの保護がおろそかにされていました。
少しずつダンボール等で、とりあえずの間仕切りができたりしましたが、極めて不十分なものでした。
下記の写真のようなテントが、各家族に支給されていればよかったのになあ!と強く感じました。
④ペットの同伴。
東北大震災のとき、さらに緊急対策本部長として心を痛めたものの一つが、避難所でのペット同伴禁止でした。
ペットが夜間吠えたり、衛生の観点等から禁止になりました。
しかし、ペットが生きがいになっているお年寄りなどには、耐え難い苦痛だな!と感じました。
その後、環境省において、避難所でのペット同伴に関するガイドラインが出来たと聞きました。
以下、ガイドラインの一部紹介記事(朝日新聞デジタル)です。
朝日新聞デジタル(2018/9/13)
ガイドラインは環境省のホームページ(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a.html別ウインドウで開きます)で見ることができる。また、環境省は冊子にして保健所などを通じて、希望者が入手できるようにする予定だという。(川村剛志)
■災害に備えたペットの飼い主の「心得」
【災害前の対策】
・ケージに入ることを嫌がらないようにならしておく
・不必要にほえないようにする、決められた場所で排泄するなどのしつけ
・人やほかの動物を怖がらないようにしておく
・各種ワクチンの接種や寄生虫の駆除
・ペットフードやトイレ用品などペット用の避難用品の確保
・ペットを受け入れ可能な避難所などの情報収集
・親戚や友人など一時的な預け先の確保
◇
【災害時の行動】
・ペットフードなどの避難用品を持って、避難所へ向かう
・避難所のルールに従って、飼い主が責任をもって世話する
・ペットを車の中に残す場合は、車内の温度に注意し、十分な飲み水を用意する
・施設に預ける場合は、期間や費用などを確認し、後でトラブルが生じないように覚書などを取り交わす
(環境省のガイドライン「災害、あなたとペットは大丈夫?」から)